元金均等返済については取り扱っていない銀行もあるので、フラット３５など、両方用意されている住宅ローンを利用する際には、どちらを選択すればいいか迷ってしまいがちです。

このようなときには、元利金等返済であれ元金均等返済であれ、それぞれのメリットやデメリットを知っておき、自分に合ったほうを選択するようにしたいです。

元利均等返済のメリットとしては、返済スタート時の返済額が元金均等返済よりも少なくなることがあげられます。

また、デメリットとしては、利息が元金均等返済と比較して多くなる分、総返済額が多くなるということがあげられます。

ただし、早期の繰り上げ返済では、元金均等返済よりも利息軽減効果は高くなります。

元金均等返済のメリットとしては、返済スタート時の返済額が高めという難点はあるものの、元利金等返済と比較すると利息が少ないことから、総返済額が少なくなるということがあげられます。

よって、当初の返済額が無理なく支払える範囲でしたら、元金均等返済のほうが有利といえそうです。

モデルルームやモデルハウスで資金計画を相談した場合、こちらから求めなければ元金均等返済ではシミュレーションしてもらえないことがほとんどです。

とはいえ、元利金等返済でもシミュレーションの結果、総返済負担率が20％以下でしたら、元金均等返済でも返済に無理がない可能性がありますから、ぜひシミュレーションをしてもらうようにしたいです。