住宅ローン控除ガイドU(2010-2011)



繰り上げ返済の注意事項は?

繰り上げ返済をする前に知っておきたいことは?

繰り上げ返済というのは、借りた後のことですが、安心な資金計画のためにも、借りる前に、次のことは知っておきたいです。

手数料
⇒ 繰り上げ返済手数料は、無料〜数万円と差がありますので、積極的に繰り上げ返済をする予定であれば、手数料がかからない、あるいは安いところを検討したいです。

受付金額の下限
⇒ 最近は1万円以上から繰り上げ返済を受け付けるケースが多いですが、フラット35や財形住宅融資のように100万円以上から受け付けというところもありますので注意したいです。

貯蓄の一部は残しておく
⇒ 住宅ローンを早く終わらせようと繰り上げ返済をしすぎて、手元に貯金がゼロ、というのも不安です。
⇒ もしものときの出費や、子供の教育費が足りないということのないように、ある程度のまとまったお金は残しておきたいところです。

冬のポーナスは1月に実行する
⇒ 住宅ローン減税とは、年末のローン残高の1%が所得税や住民税から控除されるものです。これは、当然、ローン残高が多いほうが控除額が大きくなります。
⇒ 冬のボーナスを繰り上げ返済にまわす場合には、1月に実行するほうが有利になるケースがあります。

返済額軽減型がないケースも
⇒ 返済額を減らすタイプの繰り上げ返済ができない住宅ローンもありますので、借入先を決める前に必ず確認しておくようにします。

ローン減税より繰り上げ返済
⇒ 期間短縮型の繰り上げ返済で借入時からの返済期間が10年を切ると、住宅ローン控除が適用されなくなります。とはいえ、減らせる利息のほうが減税額より大きいケースもありますので、それを理由に繰り上げ返済をしないのもナンセンスです。
⇒ 返済額軽減型を選択するか、ローン減税をあきらめても繰り上げ返済すべきかをシミュレーションしてみることをオススメします。


元利金等返済と元金均等返済の仕組みは?
元利金等返済と元金均等返済を具体例で比較
返済額軽減型・期間短縮型が向いている人は?
繰り上げ返済の注意事項は?
世帯に合った返済方法とは?
元利金等返済と元金均等返済ではどちらが有利?
繰り上げ返済の種類・効果
繰り上げ返済の手数料は?
繰り上げ返済手数料はいくらくらい?
住宅ローンの借り方・返し方

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