元利金等返済と元金均等返済の有利・不利のポイントは?
住宅ローンの利用において、元利金等返済と元金均等返済を選択する際には、次のようなポイントは押さえておきたいです。
■元利金等返済と元金均等返済を比較すると、当初の返済額は元利金等返済のほうが少なくなります。
■繰り上げ返済をせずに返済を続けると、完済までの総返済額は、元金均等返済のほうが少なくなります。
■早めに繰り上げ返済をすると、利息軽減効果は元利金等返済のほうが高くなります。
元利金等返済と元金均等返済の具体的な有利・不利をまとめると、次のようになります。
<元利金等返済>
■借入可能額:多い
■当初の返済額:少ない
■支払う利息:多い
■元金の減り方(残債):返済開始当初は減少が少ない
■繰り上げ返済の効果:早期に行なうほど利息軽減・期間短縮効果が高い
<元金均等返済>
■借入可能額:少ない
■当初の返済額:多い
■支払う利息:少ない
■元金の減り方(残債):一定
■繰り上げ返済の効果:時期に関わらず短縮される期間は一定
具体的な事例で比較すると?
借入額2,500万円を金利3%、返済期間35年で返済した場合には、次のようになります。
<元利金等返済>
■当初の毎月返済額:96,212円
■総返済額:4,041万円
<元金均等返済>
■当初の毎月返済額:122,023円
■総返済額:3,816万円 |