住宅ローン控除ガイドU(2010-2011)



住宅ローンの借り方・返し方

自分に合った借り方やその返済方法とは?

住宅ローンには様々な返済方法がありますので、どれを選択したらよいのかと迷ってしまう方も少なくないと思われますが、長期で返済していくものですから、今現在の収入や支出だけでなく、将来の家計がどのようになるのかを予測した上で返済方法を計画することが大切になります。

ちなみに、今後の家計の推移を大きく分けると、次の3つのパターンになると思われます。

<今後大きく収入アップ、あるいは支出ダウンの事例>
■将来、共働きになる予定である
■将来、妻の仕事量を増やせる見込みがある(パート・派遣勤務から正社員、時短からフルタイムなど)
■転職や独立、昇進、事業承継などで確実に収入アップが見込める
■数年後(おおむね5年以内)に投資資金や保険金、相続など大きな一時的収入が見込まれる
■数年後(おおむね5年以内)に子供が全員独立する、あるいは扶養家族が減る予定である

<今後大きく収入ダウン、あるいは支出アップの事例>
■将来、共働きを辞める予定である
■将来、妻の仕事量を減らしたい(正社員から派遣・パート勤務など)
■共働きだけれど、子供ができたら産休・育休、時短勤務となる
■将来、独立や転職を考えていて収入が減る可能性がある
■返済期間中に定年退職などで収入が減る可能性がある
<今後の収入や支出に変動なしの事例>
■現在も今後も子供や扶養する予定の家族がいない
■今後も現在と変わらない働き方で働く

つまり、今後の家計の余裕分が増えるのか、減るのか、変わらないのかということです。

将来の収入をどう考える?

かつては長く勤めるほど収入が増える人が多かったのですが、現在は年功序列賃金体系は縮小傾向にあります。

一般的に20〜30代は毎年ある程度収入が増えますが、40代は横ばい、50代は下がる場合もある傾向にあります。

よって、資金計画を立てる際には、将来の収入を楽観しすぎないほうが安全といえそうです。


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