固定金利と変動金利ではどちらが有利なの?
目先の返済額だけで考えますと、現在は固定金利よりも変動金利、長期固定金利よりも短期固定金利のほうが金利が低く、優遇金利の引き下げ幅も大きいことから有利といえそうです。
しかしながら、当然のことですが、金利が上昇すれば、変動金利はいずれ返済額が増えることになります。
また、全期間固定金利型以外の金利タイプは、金利の推移によって完済までの総返済額が違ってきますが、特に、現在は超低金利ですから、返済期間が長期にわたる人ほど、将来の金利上昇への備えが必要になります。
つまり、今後の金利の動きは誰にもわかりませんので、どれが有利であるかということは、完済するまではわからないといえます。
固定金利と変動金利はどうやって選べばいいの?
固定金利にするか変動金利にするか、これは損得で考えるよりも、どちらが安心して返済することができるのかどうかで選ぶことが大切です。
住宅ローンとは長く付き合っていかなくてはならないわけですから、安心して返済していくという視点を優先したいところです。
店頭表示金利と優遇金利とは?
店頭表示金利というのは、市場の金利動向に合わせて、各金融機関が独自に設定する預金やローの金利のことをいいます。
また、優遇金利というのは、様々な条件に応じて、店頭表示金利から優遇するもののことをいいます。
なお、全期間固定金利型には、優遇金利の設定がないケースが多いです。 |