金融機関の優遇金利のポイントは次のようなものです。

■多くの銀行の住宅ローンに、店頭表示金利よりも低い金利で借りることができる優遇金利制度があります。
■ホームページなどに表示される「最優遇金利」が利用できるかどうかは、金融機関の審査によって決まります。
■金利の優遇幅や、優遇が続く期間というのは様々ですから、住宅ローンを借りる前に確認するようにしたいです。

優遇金利というのは、店頭表示金利よりも低金利ですが、もともとも店頭表示金利が高い場合もありますので、複数の金融機関を比較する際には、優遇幅だけでなく、店頭表示金利も比べておきたいところです。

また、表示されている優遇金利がいつまで続くのかについてもチェックしておきます。

当初の優遇幅が大きいタイプの優遇金利というのは、最初に大きく優遇されるパターンです。

具体的には、固定期間選択型の当初の期間は優遇幅が大きいので返済額も抑えられますが、当初の優遇期間が終了すると優遇幅は小さくなるというものです。

これは、最初の返済額を少なくする効果があるものの、優遇幅の大きな期間の終了と、店頭表示金利の上昇が重なると、返済額が大幅に増えて、家計を圧迫する可能性がありますので注意が必要です。

全期間一律タイプの優遇金利というのは、借入時から完済まで、店頭表示金利から一律で優遇されるパターンです。

このタイプの優遇金利は、優遇幅は小さめですが完済までの優遇幅が同じであり、当初の優遇幅が大きなパターンと比較すると、最初の返済額は多めになります。