2つの返済期間の違う住宅ローンは組み合わせることが可能?
返済期間の長いローンと短いローンを組み合わせて借りることができれば、短期のローン完済後は返済が減ります。
こうしたことを考えて、子供が小学生で教育費があまりかからない時期には、住宅ローンをできるだけ多く返済してしまいたいなどの場合に、例えば、返済期間30年と10年とに分けて住宅ローンを借りることができるのでしょうか?
これについては、ローン契約を2本に分けたり、ペアローンにして夫と妻でそれぞれに借りれば、返済期間の違う住宅ローンを同時に利用することも可能です。
具体的には、夫が30年返済、妻が10年返済でペアローンを組んで、10年後に完済したら妻の返済分を教育費にまわせばいいのです。
ただし、このような方法は、共働きを続けられるのであれば検討するのもよいと思われますが、人生何があるかわかりませんから、どちらかが仕事を辞めても返済できる範囲で借りるのが安心といえます。
なお、金融機関によっては、金利ミックス型は、返済期間は別々にできないこともあります。
返済期間を2つ組み合わせた場合のメリット・デメリットは?
夫婦がそれぞれに返済期間10年以上のローンを組むと、住宅ローン減税が2人分受けられるというメリットがあります。
また、所属税額によっては、1人でローンを組むよりも減税効果が高い場合もあります。
ただし、ローン契約を2本に分けたり、ペアローンで夫婦それぞれにローンを組んだりすると、事務手数料が2倍になるなど、諸費用が少し多くなるというデメリットもあります。
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